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Crossover21 バングラデシュ・スタディ・トリップ 報告① ~旅の全体観~

 「バングラデシュの今を、五感の全てを総動員して感じ、学ぶ旅」

 こんなフレーズの下でプロデュースした8月27日から9月1日までのCrossover21 Bangladesh Study Trip。きっかけは、「貧困削減と持続可能な成長に向けて ~日本と日本人に出来ること~」をテーマに、僕がバングラデシュに渡る直前、昨年の7月11日に開催した異業種ディスカッション大会の懇親会での一言だった。

 「池田さんが居る間に、Crossoverのメンバーでバングラデシュに押しかけよう!」

 声を上げたのは、10年前のCrossover発足時からの常連メンバーで、社会のあり方や自分の生き方等をテーマに、何度も徹夜で議論をしてきたmasatakaさん。いつもパワフルにCrossoverの議論をリードし、場を盛り上げてくれるmasatakaさんだが、何せ多忙の身。果たして本当にバングラデシュまで来てくれるのだろうか…。半信半疑だったが、今年に入ってからも、Crossover会員用メーリングリストに、バングラ・トリップを実現するための告知や宣伝を何度も投下。どうやら本気らしい。
 ということで、この際この1年、バングラデシュで培ってきた日本人、ベンガル人の友人達とのネットワークを活かして超濃密なスタディ・トリップを企画しよう、そして、僕自身も改めてバングラデシュについて新鮮な目で学ぶべくフル・アテンドをしよう、との気持ちを固めたのだった。



 直行便の無い日本とバングラデシュ。限られた夏休み。容赦なく迫る仕事の期限…こんな障害をものともせず、国境の壁をCross-overして、日本からダッカに乗り込んだ仲間は総勢9名。言いだしっぺのMasatakaサンに加え、ともにCrossoverを創ってきたスタッフ、あるいは、そんな仲間に誘われて、今回初めてCrossoverのイベントに参加する新しい友人も居る。職業はITベンチャー経営者、医師、中央省庁職員、セラピスト、金融機関のスタッフ、システム・エンジニアなどなど、Crossoverらしく、多彩。そして、到着する飛行機のスケジュールも、バラバラ。しかし、ありのままのバングラデシュを自分の目で見たい、知りたいと言う好奇心、そして、そこから何かを学び取ろうという向上心は、これから旅を共にする仲間の共通項だ。

 一週間の旅のメニューは、参加する皆の希望を踏まえつつ、バングラデシュの多方面で活躍するベンガル人・日本人の友人達の力を借りてデザインした。

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一日目:ダッカ市の家庭ごみ処理事業見学、市の担当職員との意見交換
 青年海外協力隊の仲間の力を借りて、JICAが長年力を入れて支援をしているダッカ市の家庭ゴミ収集・処理事業について、ゴミの一次収集から最終処分までのサイクルと課題を学ぶ。

   study tour
 ~ 市内のあちこちに設置されたゴミ収集コンテナ。作業員の衛生・安全・そしてモチベーションの管理は、ゴミ処理改善事業の成功のキーポイントだ。~

一日目夜から三日目:ダッカから南へ約100キロ、チャンドプール県、ハムチャ村にホームステイ 
ダッカ大学の学生であり、社会起業家でもある僕の大切な友人、マヒン君の実家でホームステイ。
偶然時間を共にすることになったバックパックの大学生、そして僕の奥さんも合流して、総勢12名でダッカのショトルガット港を夜11:30に出港する夜行船で田舎に向かい、地方の病院や学校への訪問、そして彼が手がけるe-Education Projectの現場を見学する。ダッカに居たのでは決して味わえないバングラデシュの田舎の美しさや人間の温かさをとことん味わう。 

   bangladesh trip 2
  ~ 夜行船での旅の末にたどり着いたチャンドプール港。僕らをまず出迎えてくれたのは、雨上がりの空にかかった美しい虹だった~

  bangla trip 4
  ~ ハムチャー村近くの港の茶屋で、ものすごい数のベンガル人に取り囲まれるトリップ・メンバー。人と人の距離が近い!!~
    
四日目:グラミン銀行訪問、職員・幹部との意見交換
 ソーシャル・イノベーターのメッカとも言える、ノーベル平和賞受賞で知られるマイクロ・クレジット機関、グラミン銀行を訪問。田舎の支店での借り手の女性達やスタッフとの交流、本社での幹部との意見交換等を通じて、そのビジネス・モデルの核心に迫る。Dr.ユヌスとの対面は成るか?

   bangla trip 3
~ グラミン銀行の支店での一幕。グラミンのスタッフは顧客である農村の女性達と、貸付を通じてどのような関係を創っているのだろうか?その背後にはどのような哲学があるのだろうか?~

五日目:ダッカ市内探訪
 このブログでも紹介してきた牛革加工工場が密集するハザリバーグ地区、中古船舶の修復工事現場、線路脇のスラム等を訪問。都市化や経済成長の歪がもたらすチャレンジの最前線で生き、働くダッカの人々と向き合う。

  bangla trip5
  ~ 中古船舶の修復工事現場での一幕。地上から数メートルの高さにある船の甲板まで、細い板をつたってよじ登る。メンバーが最も冷や汗をかいた瞬間!!~

   bangla tour 6
 ~ ハザリバーグの牛革加工工場を奥深くまで入る。マスク無しにはめまいがするような異臭の中、エメラルド・グリーンの工場排水が市内の川へと直接流れ込む様子をダイレクトに目にする。~  

六日目:NGOが経営する小中学校訪問
 この日は乗用車禁止!リキシャ、CNG(天然ガスで動くオート三輪)、ティンプ(軽トラックの荷台を改造した乗り合いバス)、そして小舟などなど、ベンガル人が日常的に使う交通手段で移動。ダッカから北へ約40キロ、ガジプール県ミレルバザール地区で活躍する青年海外協力隊の友人を訪問。彼が関わる学校プロジェクトや地方都市の暮らしを堪能する。

     bangla trip 7
 ~ 美しい緑の中を小舟で川下り。余りの心地よさに一同、眠気に抗う気力なし ~
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 印象的な出会いと学びの機会に満ちた一週間の旅を通じて、僕自身、バングラデシュの魅力と可能性、そして課題を再発見することが出来た。喧騒のダッカから緑いっぱいの農村まで、バングラデシュを彩る様々な現実に飛び込むべく、早朝から深夜までビッチリと詰まったイベントをこなすスケジュール、そしてローカル・レストランやホームステイ先で、ローカル・フードを右手でそのまま頂くベンガル人スタイルを貫いた。そんな荒削り且つ強行軍のスケジュールだったけれど、大きな怪我・病気・事故もなく、皆、日本での生活を再スタートできたようで何より(多少の下痢に悩まされた仲間は居たけれど…)。

 そんな機会を創ってくれたバングラデシュの友人達、そしてトリップに参加してくれた仲間に、心から「ドンノバート(ありがとう)」を伝えたい。その上で、次回以降の記事では、僕らの旅の軌跡をより深く綴っていきたいと思う(続く)。

  bangla trip 8
 ~ お世話になった農村ホームステイ先のマヒン一家との一枚。しい風景と強い家族の絆。どうしても再会したくなるバングラデシュの原風景だ。~
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バングラデシュでの生活が織り成す物語 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2012/09/12 04:06
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